MENU

さいたま市の防災行政無線メール34,783件のアドレスが漏洩の可能性|10/11に委託先が不正アクセスの疑いを確認、災害時の電話・FAXサービスの73件も

さいたま市は、防災情報配信システムの提供元業者のネットワークが外部から不正アクセスを受け、登録されている情報が漏洩した可能性があることが判明したと公表しています。市の「防災情報配信システムの不正アクセスに伴う個人情報漏洩の可能性発生について」のページ(2026年10月16日更新、10月15日時点の内容)によると、漏洩した可能性があるのは、防災行政無線メールの34,783件のメールアドレスと、災害時防災情報電話サービスの73件の氏名、電話番号またはFAX番号です(2026年10月時点)。市は、影響範囲を調査中で、詳細が判明次第、続報として発表するとしています。

TOC

どのサービスが対象か

市のページに書かれている対象は、次の2つです。システムの提供元は、株式会社アルカディアです。

  • 防災行政無線メール: 防災行政無線の放送内容をメールで受け取れるサービス
  • 災害時防災情報電話サービス: 洪水の恐れがある際の避難情報などについて、携帯電話やスマートフォンを持たない市民を対象に、電話またはFAXで配信するサービス

市のページには、これ以外の防災情報の手段(防災アプリ、緊急速報メール、防災行政無線の放送など)が今回の件の対象かどうかは、書かれていません。

漏洩した可能性のある個人情報(10月15日時点)

  • 防災行政無線メール: 34,783件のメールアドレス。そのうち195件は、市の職員の氏名と紐づいて漏洩していた
  • 災害時防災情報電話サービス: 73件の氏名、電話番号またはFAX番号

経緯(市のページの時系列)

  • 10月11日(日曜日)16時30分: アルカディアが、不正アクセスが疑われる不審な挙動を確認
  • 10月12日(月曜日・祝日)3時ごろ: アルカディアが侵入経路を塞ぐ応急措置を講じ、同時に影響範囲を特定するための調査を開始
  • 10月13日(火曜日)10時30分ごろ: 第三者による不正アクセスが行われ、個人情報が漏洩した可能性があることを、アルカディアが発表
  • 同日12時50分: 市民から、送信元アドレスにシステム名の文字列が入った不審メールを受信したという問い合わせ
  • 同日12時52分: 市がアルカディアに状況を確認し、第三者による不正アクセスが行われたことを覚知

市のページには、市民からの問い合わせの内容として、送信元アドレスにシステム名の文字列が入った不審メールを受信した、と書かれています。

市の対応(10月13日)

  • 防災行政無線メールの登録者のうち、サービスを利用中の人に、メールで周知と注意喚起を実施
  • 災害時防災情報電話サービスの登録者に、電話またはFAXで周知と注意喚起を実施
  • 連絡のつかない人に対しては、市のページの時点で、対応を検討中

詳しい情報は、サービス提供事業者のページ

市のページには、「影響範囲については現在調査中」で、「本件のシステム障害及び不正アクセスの詳細は、サービス提供事業者のWebサイトをご確認ください」と書かれています。案内されているのは、「SpeeCAN RAIDEN お知らせページ」(アルカディアのサイト)です。市は、10月13日発表の第1報、10月16日発表の第2報を出しています。

市が災害時の情報提供に使っている、ほかの手段

市の「災害時の情報提供」のページには、今回の2つのサービスのほかに、次の手段が載っています。さいたま市防災アプリ、エリアメール(NTTドコモ)と緊急速報メール(au、ソフトバンク、楽天モバイル)、Yahoo!防災速報の「自治体からの緊急情報」、防災行政無線(市内572か所)と、その放送内容を確認できるサービス、地上デジタル放送3チャンネル「テレ玉」のデータ放送、埼玉県の「防災情報メール」などです。今回の不正アクセスの対象としてこの記事で書いているのは、市のページが挙げている防災行政無線メールと災害時防災情報電話サービスの2つだけで、ほかの手段が対象かどうかは、市のページには書かれていません。

問い合わせ先

  • さいたま市 総務局 危機管理部 防災課 防災対策係: 048-829-1127

市の災害時の情報の見方は、台風・大雨のときの避難所の記事にまとめています。

出典

アイキャッチの写真: AIで作成したイメージ(実在の場所・施設ではありません)

Let's share this post !
TOC