さいたま市の「こども誰でも通園制度」は、保育所などに通っていない0歳6か月から満3歳未満の子が、月10時間まで、保育所や幼稚園などの施設を利用できる制度です。利用料は子ども1人・1時間あたり300円程度(施設によって異なります)で、昼食代やおやつ代などの実費を払う場合があります。利用の前に、さいたま市から「乳児等支援給付認定」を受ける必要があり、認定までに約2〜3週間かかります(2026年10月時点。市のページは2026年9月10日更新、保育所等のページは2026年10月23日更新。2026年10月24日確認)。
対象になる子
次の3つをすべて満たす子です。
- さいたま市民であること
- 0歳6か月から満3歳未満(3歳の誕生日の前々日まで)であること
- 保育所、認定こども園、地域型保育事業、企業主導型保育事業所を利用していないこと(認可外保育施設に通っている場合は利用できます)
さいたま市外に住んでいて、さいたま市内の施設を使いたいときは、住んでいる自治体に申請します。
利用できる時間と料金
- 時間: 子ども1人につき月10時間まで。使わなかった時間を翌月などに繰り越すことはできません
- 料金: 子ども1人・1時間あたり300円程度。施設によって異なる場合があります
- 負担軽減(申請が必要): 生活保護世帯は上限300円、市区町村民税所得割の合算額が77,101円未満の世帯(政令指定都市で課税されている場合は102,801円未満)と、要支援家庭(こども家庭センターによるサポートプラン作成世帯など)は上限200円です。施設によっては負担軽減を受けられないので、利用前に対象の施設かどうかを確かめます
- 負担軽減の算定に使う市民税額は、4月から8月は前年度分(前々年の所得)、9月から翌年3月は当年度分(前年の所得)です。9月以降も引き続き軽減を受けたい人、9月からの適用を希望する人は、8月までに変更申請で提出するよう書かれています
使うまでの手順(市の「利用の流れ」)
- 認定申請: 総合支援システムのポータルサイトから、乳児等支援給付認定を申請します。市が対象者の要件を満たしているかを確認して、認定の可否を審査します。認定できる場合は、「アカウント発行のお知らせ」のメールが総合支援システムから届きます。申請の受付からアカウント発行までは約2〜3週間です。その後、システムに、子どものアレルギー、予防接種歴、健診での指摘などを入力します
- 面談予約: システムにログインして、利用したい施設を探し、初回面談を予約します。施設が初回面談日を承認すると、予約内容確定のメールが届きます。施設から直接連絡があることもあります。令和7年度にすでに面談済みの施設も、システムの仕様上、面談予約は必要ですが、実際に面談をする必要はありません
- 初回面談: 面談のときに施設から渡される重要事項証明書などを確かめます。面談のあと、施設の受け入れが確定すると、利用予約ができるようになります
- 利用予約: システムで施設の空き状況を見て、希望の日時を申請します。施設が予約や受け入れ体制から判断して、利用できる場合は予約を確定し、予約承認のメールが届きます
- 利用: 登園と降園のときに、施設が示す2次元コードをスマートフォンで読み込んで、時間を登録します。利用後は、料金を施設に払います(払い方は施設によって異なります)
市のページでは、認定証は紙で郵送されず、システムの「認定証管理」のメニューで見ると書かれています。最初に使った施設以外も、月10時間以内なら複数の施設を使えますが、初めての施設では初回面談が必要です。面談の結果、設備や人員配置の状況などによっては、認定されても利用できない場合があります。
キャンセルのしかた(時間が減るとき)
| キャンセルの時期 | 利用枠(10時間)の消費 |
|---|---|
| 利用日の前日まで | なし |
| 利用日の当日0時以降 | 利用扱い(時間が消費される) |
| 無断キャンセル | 利用扱い(時間が消費される) |
急な体調不良による当日のキャンセルや、当日の利用時間が始まったあとにキャンセルの連絡をした場合も、制度を利用したものとみなされ、利用時間は消費されます。施設によってはキャンセル料がかかります。利用日の変更・キャンセルは、施設が決める日までに、予約した施設に直接連絡します。キャンセルの取り扱いは施設で違うので、重要事項説明書で確かめます。お迎えの時間は厳守し、遅れるときは必ず施設に連絡します。
保育所等と幼稚園と、ほかの制度の違い(市の表)
市のページには、保護者のニーズごとに、どの制度が合うかを○△×で示した表があります(○はニーズに合致、△は一部合致する場合もある、×はニーズと相違)。
| 保護者のニーズ | 誰でも通園(保育所等) | 誰でも通園(幼稚園) | 子育て支援センター | 一時預かり(一時保育) |
|---|---|---|---|---|
| 集団生活 | ○ | △ | × | × |
| 子どもの経験を広げる | ○ | ○ | △ | × |
| 年齢の近い子どもとのかかわり | ○ | ○ | △ | × |
| 親子のふれあい | × | ○ | ○ | × |
| 個別相談 | △ | △ | ○ | × |
| 子育て仲間づくり | △ | ○ | ○ | × |
| 預かり | △ | × | × | ○ |
この表は、保育所等のページの表です(幼稚園のページの表は、列の順が違いますが、同じ内容です)。病気や入院、災害、事故などで、緊急・一時的に家庭で保育ができないときは、誰でも通園ではなく、一時預かり(一時保育)の利用を検討するよう書かれています。一部の園では、親子通園を行っています。
幼稚園の「子育て応援こどもテラス」とは
- 「さいたま市幼稚園<子育て応援こどもテラス>」は、幼稚園で行う、こども誰でも通園制度の事業です。一般社団法人さいたま市私立幼稚園協会の協力で、各園が工夫した取り組みを行います
- 保育園のように預ける形ではなく、親子登園が基本です。園によって、一部、親子分離の日や時間があります。保育園のような利用を希望するときは、保育所等の制度を見るよう書かれています
- 入園予定の人の参加は必須ではありませんが、幼稚園や幼児教育を知る機会になるので、参加の検討が勧められています
- 従来の未就園児教室やプレ保育との違いは、制度の趣旨に基づいて、コンセプトを明確にした取り組みを、園ごとに行う点とされています
認定を受けたあとの変更
認定を受けたあとに、市内で転居した、保護者や子どもの氏名が変わった、連絡先の電話番号が変わった、子どもの障害などの情報が変わった、といったときは、変更の手続きが必要です。
問い合わせ
幼児政策課 誰でも通園係 048-829-1865です。各区の子育て支援センターの閉室日や、児童センターの使い方は、雨の日に子どもと行ける屋内の記事、令和8年度の子育て支援の全体は令和8年度の子育て支援の一覧の記事にまとめています。さいたま市の子育ての話題はさいたま市の記事一覧です。
出典
- さいたま市「令和8年度こども誰でも通園制度の利用について」(2026年9月10日更新): https://www.city.saitama.lg.jp/003/001/012/p127567.html
- 同「保育所等におけるこども誰でも通園制度(乳児等通園支援事業)について」(2026年10月23日更新): https://www.city.saitama.lg.jp/003/001/012/p119804.html
- 同「幼稚園におけるこども誰でも通園制度事業『さいたま市幼稚園<子育て応援こどもテラス>』」(2026年10月2日更新): https://www.city.saitama.lg.jp/003/001/012/p114329.html
内容は10/24の時点で、さいたま市の公式サイトに載っているものです。
アイキャッチ: AIで作成したイメージ(布の絵本と木のガラガラの寄り。実在の施設ではありません。文字を加工)
